寝室のレイアウト① 4畳半のベッド配置

ベッドを選ぶとき、まず考えるのがサイズですよね

ベッドのサイズは、寝るためのスペースとしてそれ自体の寸法を考えることはもちろんですが、そのお部屋の用途やベッド以外に充てるスペースによっても選び方が違ってきます。

子供部屋であれば、ベッド、学修机、文房具や書籍などの収納棚、衣類の収納家具、その他おもちゃで遊ぶスペースなど、ベッド以外のスペースもそこそこ必要になりますが、体が小さいうちはベッドも小さいものでOKですね。

一方、夫婦の寝室の場合、ベッドは二人分なので大きくなりますが、寝る以外はリビングなどで過ごす時間がほとんどでしょうから、化粧台や衣類の収納家具、小さめのデスク位で十分かもしれません。スペースに余裕があれば二人でもより快適に寝られる広いベッドを選びたいですよね。

ということで、4.5畳から10畳までのベッドや家具の配置と空間のイメージについてご紹介していきたいと思います。

まず4.5畳に置けるベッドサイズですが、結果はこのようになりました

・シングル
・収納家具も配置でき、クローゼットが無くても一人分の寝室としては十分なスペース
・ダブル
・二人分の寝室としては収納が課題レイアウト次第ではドアの開閉等動線も確保
・クイーン
レイアウトを工夫すればドアの開閉は可能。4.5畳に設置できるベッドの限界サイズ

それでは、4.5畳に置けるベッドサイズについて、配置や空間のイメージについて見ていきたいと思います。




目次

① 寝室のレイアウト 4畳半編
1.寝室レイアウトの基本は動線の確保から
・入り口ドアの開閉スペース
・通路
・クローゼットやチェストの開閉スペース
2.4.5畳に置けるベッドサイズとは
・シングルベッド
・ダブルベッド
・クイーンベッド

② 寝室のレイアウト 6畳編
③ 寝室のレイアウト 8畳編
④ 寝室のレイアウト 10畳編



1.寝室レイアウトの基本は動線の確保から


寝室のレイアウトを決めるうえで重要なのが、動線(経路)の確保です。
動線は、部屋の出入りや通路、クローゼットの開閉、ベッドメイキングなどに必要な空間です。部屋の使い易さや安全面から適切なスペースをとることが重要ですので、これを踏まえたうえでベッドのサイズや配置を決めていくことになります。

例として、8畳間にシングルベッド2台を置いた場合をイメージしてみました。

8帖 通路図 3

 ※上記のイメージ図は、壁芯面積での8畳間となります(畳1畳1.82m×0.91m、8畳の壁芯面積3.6m×3.6m=12.96m2、内法面積3.54m×3.54m=12.53m2)。なお図面上の数値単位はcmです。これ以降の図も同様となります。

・入り口ドアの開閉スペース

90cm程度(ドアの幅により変動します)

居室のドアの幅は一般的に70~80cm程度あります。寝室の入り口付近は一番使用頻度の高い経路となりますの広く開けておくことが必要です。

・通 路

50~60cm程度

ベッドに出入りする際の通路の必要なスペースは、

ベッド~壁間   50~60cm程度、

ベッド~ベッド間 45~55cm程度

必要になります。なお、高さがあるベッド(マットレスが膝上から腰あたりの高さがあるもの)については、ベッドと壁の間同様に50~60cm程度の幅がとれている方が良いでしょう。なお、ベッドを壁につける場合は、掛布団のずり落ち防止のため、壁側に10cm程度の隙間を空けておくと、布団が反対側に落ちません。

・クローゼットやチェストの開閉スペース

引き戸、折り戸  60cm程度

開き戸、チェスト 90cm程度

クローゼットの引き戸やイメージ図のような折り戸は通路幅と同様の60cm程度の空間が必要です。開き戸は一般的なドアの幅で90cm程度。チェストと言われるタンス類は奥行のあるものや幅があるものは、やはり90cm程度の開閉スペースが必要となります。


2.4.5畳に置けるベッドサイズとは


次に、先ほどの寝室に必要な動線を踏まえたうえで、部屋の大きさ毎にベッドの配置を見ていきたいと思います。

・シングル  ~一人分の寝室としては十分なスペース~

4.5帖 シングル 中央 片寄

 ※上記のイメージ図は、4.5畳(壁芯面積2.7m×2.7m=7.29m2、内法面積2.63m×2.63m=6.91m2)、シングル(2m×1m)を想定しています。図面上の数値単位はcmです。

上の図は、4.5畳の部屋の中央と端にシングルを置いた場合、導線などの空間がどの程度になるかを見たものです。(注:ベッドの寸法はマットレスとほぼ同じ位のサイズのものを使用しています。選ぶベッドフレームによってはベッドの寸法が大きくなります。詳細はこちら(ベッドフレームの選び方)をご覧下さい。)

シングルベッドを中央に置いた場合、入り口やクローゼットの開閉に必要なスペースはとれており、ベッドの両サイドも81cmの幅があります。この状態であればあまり寸法の大きなものは置けませんが、小さめのチェストやシェルフ(棚)は配置できそうです。

シングルベッドを部屋の角に寄せた場合(壁との間隔10cm)は、ベッドサイドに150cmの間隔がとれ、学習机と小さめのチェストが置けるほどのスペースが出来ました。(狭い部屋の場合、シングルベッドは壁側に寄せる配置が基本となります。これは、一人で使用するシングルベッドは、ベッドの片側に出入りするスペースがあればよく、寄せることで反対側に大きな空間がつくれるためです。)

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※先ほどの図の3D画像です(4.5畳、同レイアウト、同寸法)。

4.5畳にシングルベッドという組み合わせは、動線に必要な空間を確保しても、チェストなどの収納家具もある程度置け、学修机などの大きな家具も配置できました。クローゼットの収納力にもよりますが、一人用の寝室として十分な広さがとれそうです。

”参考動画:中央配置、角寄せ配置”


 ・ダブル  ~二人分の寝室としては収納が課題~

  4.5畳 ダブル 中央 片寄

 ※ダブルベッド2m×1.4mを想定しています。

ダブルを中央に配置した場合、ほぼ通路分の空間しか残っていません。ベッドを中央に置く利点としては、ベッドの両側からアプローチができること(二人で使用するダブルベッドは片側に寄せると、奥側に入りずらくなります。)ですが、入り口付近の空間に余裕がなくドアとベッドが近いためこのレイアウトは難しそうです。

ベッドを端に寄せた場合は、若干まとまったスペースができます。110cm程度の間隔ですので、奥行きのあまりないチェストや化粧台(ドレッサー)位は置けそうですね。

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※先ほどの図の3D画像です(4.5畳、同レイアウト、同寸法)。

先ほどのシングルと違い、ダブルは二人分の収納家具などを置く場合もあります。そういった意味では4.5畳にダブルベッドという組み合わせはクローゼットなどの収納が十分でない場合はちょっと無理がありそうです。大容量の収納があるベッドもありますのでクローゼットの収納力と合わせて検討する方法もあるかもしれません


・クイーン  ~ベッドサイズの限界~

4.5畳 クイーン 中央 片寄

※クイーンベッド2m×1.6mを想定しています。

クイーンを中央に配置した場合、ベッドサイドの幅は51cmとかろうじて通路の幅は満たしていますが、ドアがベッドに当たっています。ベッドを若干寄せたとしても入り口付近の空間が十分でないため、この配置は難しそうです。

ベッドを端に寄せた場合は、片側に93cmほどの空間が出来ました。限界まで家具を置くなら小さいチェストやシェルフ(棚)位は置けそうです。

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※先ほどの図の3D画像です(4.5畳、同レイアウト、同寸法)。

4.5畳にクイーンベッドという組み合わせは、ベッドを端に寄せた状態で通路や入り口のスペースが辛うじて確保できた状態でしたので、収納など他の条件を無視すれば、クイーンベッドは4.5畳に置ける限界の大きさと言えます。一般的に、二人で快適に使用できるサイズはクイーンベッド以上(注)といわれておりますので、その部分を最優先し、また収納などの他の条件をクリアしている場合のみ選択できるサイズとなるでしょう。

注:一般的なシングルベッド幅約100cmに対し、ダブルは1人当たり約140cmの半分で70cm、クイーンで約160cmの半分で80cm程度と寝返りなどを考えるとクイーン以上のサイズが必要と言われています。



まとめ


1.寝室レイアウトの基本は動線の確保から

 ・入り口ドアの開閉スペース 90cm程度(ドア幅による)
・通路 壁~壁間      50~60cm程度
・・・・ベッド~ベッド間  45~55cm程度

 ・クローゼットやチェストの開閉スペース
・・引き戸、折り戸   60cm程度
・・開き戸、チェスト  90cm程度

2.4.5畳に置けるベッドサイズとは
・シングル
・・一人分の寝室としては十分なスペース。
・ダブル
・・二人分の寝室としては収納が課題。部屋角にベッドをつければドアの開閉も可。
・クイーン
・・部屋角にベッドを配置すればドアの開閉は可能。4.5畳に設置できるベッドの限界サイズ。


次ページ(② 寝室のレイアウト 6畳編)



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