マットレスにはいろいろな種類がありますよね。自分に合った種類の選び方に迷う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、主なマットレスの種類や特長と選び方のポイントについてご紹介してきたいと思います。
目次
1.マットレスの種類とチェックしたいポイント
2.ボンネルコイルマットレス
3.ポケットコイルマットレス
4.高密度連続スプリングマットレス
5.低反発マットレス
6.高反発マットレス
7.高反発三次元スプリングマットレス
1.マットレスの種類とチェックしたいポイント
主なマットレスの種類はスプリング系とウレタン系に分類されます。次項以降では種類ごとにその特徴について見ていきたいと思います。
【マットレスの種類】
【チェックしたいポイント】
寝心地
マットレスの硬さは人それぞれの好みがありますが、理想的な寝姿勢(背骨のS字カーブ)を保持できることや一点に荷重が集中しない様に体圧分散がなされていることも快適な睡眠を左右する重要なポイントです。
通気性
日本は、主要先進国の中でもずば抜けて高温多湿な国と言われています。布団の様に天日干しが容易にできないベッドの場合、通気性も重要なマットレス選びのポイントになります。
価格帯
価格=品質ではありませんが、高品質のものはそれに見合った価格帯になるのも致し方ないところ。寝心地、品質、価格のバランスのとれた商品選びもポイントではないでしょうか。
2.ボンネルコイルマットレス
スプリング状のコイルをマットレス全面に配置し連結したもの。ポケットコイルと違い点ではなく面で支える構造の為、適度に硬く、弾力があります。
寝心地
寝心地は一般的に硬めで、ベッドで寝ているというよりも畳の上に布団を敷いて寝ているような感覚です。比較的安価な製品に用いられているタイプのため、ベッド表面の詰め物が薄く耐圧分散性に欠けることも。また、二人以上で使用の場合、面で支える構造のため寝返りなどの振動が伝わり易い面もあります。
通気性
内部構造がコイルそのものだけでできており、通気性が高い。
価格帯
スプリングマットレスでは一番リーズナブルな価格帯。
3.ポケットコイルマットレス
スプリングが一つひとつ不織布のポケット(袋)に包まれて独立しており、点で支える構造のため、耐圧分散に優れ体のラインにフィットした寝姿勢を保ちます。
寝心地
寝心地は一般的に柔らかめで点で支える構造のため、耐圧分散性が優れている。体型や背骨の負荷をバランスよく分散しふんわりと包み込まれるような感覚。ポケットコイルは独立構造のため、横揺れを軽減する効果があり隣の人に伝わる振動も少なくカップルや夫婦の寝室にもおすすめです。
通気性
コイルが不織布に包まれているため、ボンネルコイルより通気性は落ちますが、ベンチレーター(通気孔)付で内部の湿気等を逃してくれるタイプもあります。
価格帯
一般的にボンネルコイルより上の価格帯。
4.高密度連続スプリングマットレス
一本の鋼線を連続して編み込んだフランスベッド独自の高密度連続スプリング。従来型のボンネルコイルマットレス等に比べスプリング密度が約2.5倍あり、体圧を適度に分散させ揺れや振動を吸収するバランスの取れたマットレス構造。
寝心地
心地よい柔らかさ(耐圧分散)と面で支え体の落ち込みを抑えるしっかりとした寝心地(適正な寝姿勢の保持)の両面を備えるバランスの取れたマットレスです。揺れや振動を抑える効果もありカップルや夫婦の寝室におすすめです。
通気性
内部構造がコイルそのものだけでできており、通気性が高い。
価格帯
国内一貫生産のブランドマットレスのため、一般的なポケットコイルマットレス(東南アジア等海外生産品)より上の価格帯。
5.低反発マットレス
一般的に低反発ウレタン素材をベースに使用したもので、体圧を分散させ体全体を包み込むようにサポートします。厚みが薄いものが多く、通常布団等に重ねて使うタイプが多いのも特徴です。
寝心地
寝心地は柔らかめで、体型や背骨の負荷をバランスよく分散しふんわりと包み込まれるような感覚。耐圧分散性に優れている反面、反発力が低いため寝返りはしにくい傾向にあります。
通気性
内部構造のウレタン素材の性質上通気性は低くいといわれています。製品によりますが、重量が高密度ウレタン素材のシングルサイズで約4~7kg位と持ち運びできなくはない重さなので風通しの良いところで陰干しすることも可能です。
価格帯
寝心地や耐久性により価格帯に幅があり、シングルサイズで1万円を切るものから4万円位するものまでと様々です。
6.高反発マットレス
一般的に高反発ウレタン素材をベースに使用したもので、体の沈み込みを必要最低限に抑えて適度に体を支える構造となっています。比較的に厚みのあるものが多く、単体で使用するものも多くあります。
寝心地
体が沈み込み過ぎず自然な寝姿勢が保持でき、また体圧分散性にも優れています。寝返りが容易であることや体の一部に負担がかかるのを防いでくれることから、腰痛の改善やリラックスした深い睡眠が得られ易いといわれています。
通気性
低反発に比べれば通気性が高いですが、スプリングマットレスに比べれば低いものとなります。
価格帯
耐久性(ウレタンの密度)や厚みにより価格帯に幅があり、シングルサイズで1万円を切るものから4万円位するものまで様々。
7.高反発三次元スプリングマットレス
樹脂製の三次元スプリング構造により、反発性・耐久性・通気性・透水性に優れた高弾性マットレス。樹脂製スプリングのため中芯の丸洗いも可能。
寝心地
高弾性マットレスが沈み込みやすい腰回りもしっかり支えて、体全体をパランスよく支えます。この優れた体圧分散性により理想的な寝姿勢を保持することができ上質な睡眠が得られます。
通気性
マットレスパッドの中は90%以上が空気の為、通気性は抜群です。
価格帯
メーカーや厚みにより価格帯に幅があり、シングルサイズで1万円台から14万円位するものまで様々。
まとめ
心地よい眠りに欠かせないマットレス。高品質なものは耐久性も高く安価のものよりコスパが高いこともしばしば。せっかくならお好みの寝心地のものを永く使ってみてはいかがでしょうか。