ベッド選びで失敗しない方法5選(前編)


目次

ベッド選びで失敗しない方法5選 前編
1.サイズ 家具比率を考慮する
2.配置  配置も考えベッドを選ぶ
3.形状  形状(特長)から選ぶ
ベッド選びで失敗しない方法5選 後編
4.色   色決めのポイント
5.価格  予算決めのポイント





1.サイズ 家具比率を考慮する


ベッドを購入するとき、考えるのがまず”サイズ”ですよね。

一人で使用する場合や二人で使用する場合、または家族で使用する場合など、使用人数(関連記事「ベッドサイズの選び方 快適なマットレス選びとは」)によってもベッドサイズは変わりますが、

部屋のサイズに合ったサイズ選びというのも重要です。

一般的に、部屋の適切な空間割合は50~60%といわれていますので、ベッド以外の家具も含めてベッドサイズを考える必要がありそうです。

6畳間を例として見てみると

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※上記のイメージ図は、6畳(壁芯面積3.64m×2.73m=9.93m2、内法面積3.54m×2.63m=9.31m2)、ダブルベッド2m×1.4mを想定しています。水色部分は動線に必要な空間を表しています。図面上の数値単位はcmです。これ以降の図も同様となります。

上記の様な6畳間の寝室にダブルベッドを置いた場合、
動線などに必要な空間(水色の部分。詳しくは動線関連記事「寝室のレイアウト」参照。)を残しても、ベッドサイドに60cmほどのスペースがありますので、ワードロープなどの大型収納家具が配置できそうです。

この場合の家具の面積比率を見てみると

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空間58%:家具42%と大きな収納家具を置いても適正範囲内の割合となりました。

次に、クイーンベッドの場合をみると

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先ほどの6畳間にクイーンベッドを置いてみると

ベッドサイドの空間(動線を差引いた空間)が40cm程度と狭くなりましたので、配置できそうなものは奥行のない棚ぐらいでしょうか。(ワードロープ等の衣装戸棚やファスナーの付いたカバークローゼットには奥行50~60cm程度必要となります)

この場合の面積比率は

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空間58%:家具42%とベッドが大きくなった分、収納家具がワードロープから奥行のない棚に変わったため、比率に変わりはなく適正範囲内となりました。

このように、動線となる必要な空間をとって家具配置を決めれば、空間比率も概ね適正範囲内となります。また、ベッド以外の家具のボリュームも含めて考えることで、おのずとベッドサイズも決まってきそうです。

部屋に合ったベッドサイズ選びのポイント

Recently Completed Home on Kiawah Island, SC
 
 
  • 空間:家具 50:50 ~ 60:40 を目安にする
  • ベッド:ベッド以外の家具 は、部屋の動線に必要な空間を残しつつ、配分を決める

2.配置  配置も考えベッドを選ぶ


Memorial Park Modern

contemporary bedroom by Laura U, Inc.

ベッドの配置場所として最も適しているのが、開口部のない壁面です。

部屋の入り口やクローゼット、窓といった開口部のない壁面であれば、外気や隙間風(部屋の入り口付近は、廊下との温度差や24時間換気などにより、隙間風が生じるケースがあります)の影響を受けにくく、睡眠環境として快適な場所なのですが、部屋の間取りや他の家具の配置を考慮するとなかなかそうもいきません。

特に背の高い収納家具は、窓際は採光を遮ってしまうためどうしても開口部のない壁面に配置することになり、ベッドは窓際ということになってきます。

窓際にベッドを置く際のポイントは、
・長い遮光カーテンを使う

Covent Garden House
transitional bedroom by Elizabeth Bowman

 厚みのある遮光カーテンは、薄手のものに比べ、夏場は直射日光を遮り部屋の温度上昇を抑える効果が高いほか、冬場も、窓際で冷やされた冷気を遮る効果が高く、より部屋の保温効果が高まります。

・ヘッドボード付きベッドを選ぶ

San Francisco Bedroom
Michael Merrill Design Studio, Inc.

枕元を窓側に付ける場合、ヘッドボードがあることで先ほどの遮光カーテン同様に遮熱効果が得られます。カーテンと併用することで効果が高まりますが、その際、カーテンがヘッドボードの上端より下までの長さがあることが重要です。冷気は下に下がるため、腰高窓のような場合、カーテンよりもヘッドボードが低いと冷気がベッド側にきてしまうことになります。


3.形状  形状(特長)から選ぶ


ベッドにも色々な形状・デザインがあり、それぞれに特徴があります。

・ヘッドボード

ベッド フレーム 背もたれ3

脚付きマットレスベッドなどの一部を除き、ほとんどのベッドフレームにはヘッドボードが付いています。ベッドボードが付いていると、ベッドが大きくなる(長くなる)というデメリットもありますが、先ほどの窓際の遮熱効果のほか、棚・引出・照明・コンセントやソファの様に背もたれがあるものもあります。

・脚付き

EGR Classic
industrial kids by Scott Christopher Homes

ベッドフレームで標準的なタイプが脚付きタイプです。ベッド下に空間があるため、清掃がしやすくお部屋を清潔に保ちやすい利点があるほか、寝る位置が床からある程度高い位置にあるので冷気の影響を受けにくく、また、腰痛持ちの方は腰かけやすいなどの利点もあります。

・収納付

ベッド フレーム チェスト

フレーム部分(ボトム)に、収納スペースが設けられているタイプで、一般的な区分けとして、収納ベッド(引出一段)、チェストベッド(引出二段)、跳ね上げベッド(縦開きと横開きの2タイプ)に分けられます。収納力は、一般的に、収納ベッド<チェストベッド<跳ね上げベッドとなりますが、跳ね上げベッドは収納力により高さが選べるものもあります。デメリットとして、収納力に応じてベッドの高さが増すためマットレスの厚みを調整するなど使い易いものを選ぶことも必要になります。なお、畳ベッドのタイプもありますので布団敷が好みの方はこちらを選択すれば高さも抑えられます。

・フロアタイプ

Contemporary Kids
contemporary kids

布団に近いような低いベッドです。メリットとしては、大きなベッドでも圧迫感を減らせること(一般的にキングサイズでもベッドの体積はシングル以下となります)、高さがないためお子さんが添寝しても安心できるという点です。デメリットは、冷気の影響を受けやすいこと、通気性が悪く蒸れやすいことがありますので、デメリットを減らす工夫も必要になります。(寒さ対策:①窓際から離す②窓には遮光カーテンを使う③ヘッドボードを窓際に向ける④敷毛布を使ったり掛布団を暖かいものにする、蒸れ対策:①時々マットレスを持ち上げ通気させる②すのこ付きタイプを選ぶ)


次ページ(ベッド選びで失敗しない方法5選 後編)


参照[Houzz Inc

 

 

 

 

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