収納付きベッド3タイプ比較~選ぶ際に知っておきたい5つのポイント

収納ベッドを選ぶ際、何を基準にしますか?

もちろん一番は収納力たと思いますが、

収納ベッドを選ぶ際には収納力のほかにも押さえておきたいポイントがいくつかあります。

そこで今回は、収納タイプ別の収納力をイメージし易く解説するほか、収納付きベッドを選ぶ際に知っておきたいポイントについてご紹介したいと思います。


目次

1.収納力の比較
2.収納庫の使いやすさ
3.寝る位置の高さ
4.お手入れのしやすさ
5.価格帯


1.収納力の比較


ここでは、各収納タイプ別に収納力の目安を見ていきたいと思います。

引出収納ベッド(引出一段)

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・引出の収納力   : 衣装ケース約2.2個分
・引出以外の収納力 : 衣装ケース約4.8個分 計約7個分
※衣装ケース(外寸幅40cm奥行55cm高さ25cm)との比較
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写真のタイプのシングルベッドの収納力は、中くらいの衣装ケース約7個分に相当するものとなりました。

他のサイズを見てみると

・セミダブル    :計約 9個分
・ダブル      :計約11個分

一般的な収納家具と比べてみると
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※たんす(外寸幅60cm奥行53cm高さ180cm)

シングルベッドで、写真のたんすと同程度の収納力となりました(水色の部分。内寸容積で比較)。

こうして比べてみると、通常はデッドスペースとなっている部分ですが、ベッドの下にはかなりの収納スペースがあることが解ります。

チェストベッド(引出二段)

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・引出の収納力   : 衣装ケース約4.8個分
・引出以外の収納力 : 衣装ケース約8.7個分 計約13.5個分

写真のタイプのシングルベッドの収納量は、衣装ケース約13.5個分に相当し、引出一段タイプの倍近くになりました。

他のサイズを見てみると

・セミダブル    :計約18個分
・ダブル      :計約22個分

収納家具と比べると
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※たんす(外寸幅60cm奥行53cm高さ180cm)
キャビネット(外寸幅60cm奥行53cm高さ57cm×2台)

シングルベッドで比較すると、たんすにプラスしてキャビネット2台分ほど増えました。(水色の部分。内寸容積で比較)。

チェストベッドは、引出一段のものに比べると倍近い収納力があるほか、収納庫部分の深さが増した分(19⇒36cm)、厚みのある大きなものも収納できるようになります。

跳ね上げ式収納ベッド

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・収納力   : 衣装ケース約19個分
※収納量が多い深型タイプでの比較

写真のタイプのシングルベッドの収納量は、衣装ケース約19個分に相当し、引出し一段の2.7倍、チェストベッドの1.4倍ほどになりました。

他のサイズを見てみると

・セミダブル    :計約23個分
・ダブル      :サイズ設定なし

収納家具と比べると
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※たんす(外寸幅60cm奥行53cm高さ180cm)
キャビネット(外寸幅60cm奥行53cm高さ57cm×2台)
キャビネット(外寸幅90cm奥行53cm高さ57cm×1台)

シングルベッドで比較すると、チェストベッドよりもキャビネットが1台増えています。(水色の部分。内寸容積で比較)。

跳ね上げ式収納ベッドは、チェストベッド比1.4倍の収納力となりましたが、ベッド自体の大きさはほとんど変わりません。
収納量が増加した理由は、収納庫部分の深さが増したこと(36⇒38cm)と引出がありませんので、その分の容積が足されたことによるものです。

このように跳ね上げ式ベッドは、引出がない分大きな空間ができるため、 チェストベッドでは入らないような大きなものの収納に適しています。


 2.収納庫の使いやすさ


大きなものの取り出しやすさなら、跳ね上げ式の方が断然使いやすいといえます。
跳ね上げ式の多くは、ガス圧ダンパー付きですので、マットレスが載っていても軽く持ち上げることができ、大きなものや日常的に使うものの出し入れには非常に便利です。

一方、引出タイプは、大きなものを取り出す際にはマットレスをどける必要があるので楽々というわけにはいきませんが、引出に入れてあるものであれば、容易に取り出すことができます。

なお、引出しや跳ね上げの構造によって使いやすさに違いがありますので次はそのあたりをご紹介します。

フルスライドレールなら奥のものも取り出しやすい

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引出しの造りにはいくつかタイプがあり、タイプにより引出しやすさに違いがあります。

・キャスタータイプ
安定感がない。床が絨毯の場合、抵抗になり引き出しにくい。

・スライドレールタイプ
出し入れはスムーズ。最後まで引き出せない。

・フルスライドレールタイプ
最後まで引き出せ、奥のものも取り出しやすい。

跳ね上げタイプはスライド方式のものを選ぶ

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このようなスライド方式なら、壁やヘッドボードにマットレスが当たらないため、レイアウトの幅も広がります。


3.寝る位置の高さ


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収納ベッドの床板の高さ(マットレスを敷く面)は、タイプによって違いがあります。

・引出収納ベッド(引出一段)
床板高さ:26cm位

・チェストベッド
35~50cm位

・跳ね上げ式収納ベッド
30~45cm位
(収納力により高さを選べるものがある)

腰痛を持った方など、ベッドの高さが気になるという方は、床板の高さとマットレスの厚みを選ぶことで、好みの高さに合わせることができます。

 マットレスの厚み

・一般的なスプリングマットレスの厚み

16~23cm位が多い

・チェスト、跳ね上げ式収納ベッドのマットレスの厚み

10cm位の薄めのものも用意されている


4.お手入れのしやすさ


清掃のしやすさ

収納ベッドのタイプにかかわらず、収納ベッドはベッドの下に掃除機が入る隙間がないため、どうしてもほこりが溜まりやすくなります。また、ほこりはカビの原因にもなるため、こまめな掃除は欠かせません。

まめに掃除を行っていれば、収納庫内の荷物も清潔に保たれ、カビが発生してしまった場合でも早期に発見することができます。

そんな収納ベッドですが、引出しの構造や底板の有無によってはある程度ほこりの侵入を抑えることができます。

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このようなBOX構造の引出しなら、周囲が板で囲まれているため気密性が高く、引出し内へのほこりの侵入も少なくなります。

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このような底板が付いたものなら、ある程度ほこりの侵入を防いでくれますし、フローリングを傷める心配もなくなります。

湿気対策

収納庫内の湿気が高いと、荷物にカビが生える恐れがあります。収納ベッドの種類にかかわらず、通常のベッドよりも湿気対策には気を配る必要があります。

特に、マットレスは、汗によって湿気がこもりやすくなっていますので、マットレスの湿気をとることと、収納庫側にその湿気を寄せ付けないことが重要です。

※湿気対策の詳細は別記事「ベッド下収納の湿気対策」をご覧ください。


5.価格帯


・引出一段 < チェストベッド < 跳ね上げ式

収納ベッドの価格は、基本的には収納力に応じた価格となっています。
ベッドを購入する場合、マットレスの品質やサイズにより価格が大きく変わるため、どこに重点をおくのか優先順位を決めておくと、選びやすいかもしれません。


まとめ


 1.収納力比較
・引出一段タイプは衣装ケース7個分
・チェストベッドは衣装ケース13.5個分
・跳ね上げ式は衣装ケース約19個分

2.収納庫の使いやすさ
・フルスライドレールがおすすめ
・スライド方式なら壁につけても使用可能

3.寝る位置の高さ
・床板高さ + マットレス厚み

4.お手入れのし易さ
 ・掃除をまめにする
 ・BOX構造の引出しを選ぶ
 ・底板付きを選ぶ
・湿気対策を行う

5.価格帯
・重点ポイントと優先順位を決めてベッドを選ぶ


 

 

 

 

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